電線・ケーブルメーカーの平河ヒューテックは、産業用ロボットの高可動部位に使用されるケーブル(ロボットケーブル)のニッチトップ企業である吉野川電線の株式を取得し、子会社化する。株式譲渡実行日は2025年6月22日を予定している。
吉野川電線は、耐久性と柔軟性に優れたロボットケーブルの設計・製造技術力とブランド力を有している。一方、平河ヒューテックはFA分野では主に低可動部位や固定部位向けのケーブルで実績があるほか、高速・大容量データ伝送用の通信ケーブルに強みを持っている。
今回の株式取得により、両社の技術力を融合させ、世界的に拡大が見込まれる産業用ロボットを含むFA市場や、モビリティ製品、FA機器、医療機器などにおける次世代IoT市場において、双方の売上拡大と新製品の投入を図る。