
デリカフーズホールディングスの子会社であるデリカフーズは、大阪府茨木市の大阪事業所「茨木工場」をグループ初の玉ねぎ加工専用工場としてリニューアルし、2025年4月17日より業務を開始した。
新工場は、旧茨木工場を有効活用する形で玉ねぎ加工専用工場にリニューアル。単一原料(玉ねぎ)加工に特化することによる原料調達の効率化、生産工程の自動化・省人化、原価低減といった合理化や、むき玉ねぎから最終商品まで一貫した生産ラインによる品質向上および消費期限の延長を目指し、原料保管から製品まで全工程を5度帯の冷蔵庫で生産することで消費期限の延長を可能にし、玉葱の皮むき作業や検品工程を機械化することで省人化を実現。フードテロ対策として工場へのアクセス管理システム(顔認証)も導入している。
また、西日本エリアの他工場の玉ねぎ加工業務を集約し、グループ全体の生産性向上を図るとともに、製造部門社員の教育施設としても活用する。加えて、国産玉ねぎの品質と付加価値を最大限に引き出すことで、輸入野菜から国産野菜への切り替え促進も目指す。
茨木工場の床面積は1100平方メートルで、投資額は約7億円。年間約10億円の売上高を見込んでいる。
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