
フエニックス・コンタクトは、セキュリティルータ「FL MGUARDシリーズ」(6機種)について、国際標準規格IEC 62443-4-2対応製品の国内販売を開始した。
2027年12月から欧州域内で完全適用される欧州サイバーレジリエンス法(CRA)では、同法に対応しないデジタル要素を含む製品はCEマークが付与されず、欧州での販売ができなくなる。CRAの整合規格として準備が進むIEC 62443-4-2認証製品の利用が重要となる。
それに対し同製品は、発売から25年にわたってサイバーセキュリティ対策に活用されてきたセキュリティルータで、新バージョンは第三者検査機関TÜV Rheinland(テュフ・ラインランド)によって認証された国際標準規格IEC 62443-4-2対応製品となる。使いやすさはそのままに、最新のセキュリティ法規への対応も可能となる。
基本的なルータ機能やファイアウォール、VPN機能に加え、既設のネットワーク構成を変更することなくセキュリティ機能を追加できるステルスモード、接点入力を使ったファイアウォールルール、VPN接続の切り替え、ネットワークを3分割してセキュリティを高めるDMZ対応、パケットフィルタ、ステートフルパケットインスペクション、DoS攻撃保護、ユーザー毎のファイアウォールと冗長化、PSIRTに連動したセキュアなファームウエアの適切な提供など多岐にわたるセキュリティ機能を提供する。