オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

アズビル、2025年3月期決算 過去最高業績を更新 4期連続の増収増益

アズビルは、2025年3月期決算を発表し、売上高は前年度比3.2%増の3003億7800万円、営業利益は12.6%増の414億8600万円、純利益は409億5500万円となった。BA事業の増加を主因として受注・売上・営業利益ともに増加し、4期連続の増収増益、過去最高業績を更新した。
セグメント別では、BA事業は受注高は12.3%増の1536億円、売上高は10.5%増の1487億円、セグメント利益は25.8%増の243億円。AA事業は、受注高は4.4%増の1059億円、売上高は0.2%減の1068億円、セグメント利益は0.7%減の159億円となった。FA市場は市況低迷の影響を受ける一方で、PA市場が堅調だった。LA事業は受注高は9.4%減の468億円、売上高は9.3%減の466億円、セグメント利益は14.9%減の11億円。アズビルテルスターの出資持分の譲渡の影響を受けた。
地域別では、海外向けは631億円となり、海外売上高比率は21.0%となった。
2026年3月期の業績予想について、売上高は2970億円(1.1%減)、営業利益は430億円(3.6%増)、純利益は310億円(24.3%減)とした。
また2025年度からはじまる中期経営計画も公表し、2027年度に売上高3400億円(うち海外620億円)、営業利益510億円、営業利益率15%、ROE14%を目標とした。加えて2030年の長期目標を上方修正し、売上高4200億円(うち海外1000億円)、営業利益650億円、営業利益率15.5%、ROE15%とした。テーマに「進化」と「共創」とし、半導体の技術変革やカーボンニュートラルなど成長事業で顧客基盤を拡大、基盤事業での収益性と持続性の向上するサイクルによって持続的な成長を目指すとした。

https://www.azbil.com/jp/ir/library/result