オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

三菱電機、2025年3月期決算 売上高5兆5217億円で増収増益 売上高、営業利益ともに過去最高を更新

三菱電機は、2025年3月期決算を発表し、売上高は前年度比5.0%増の5兆5217億1100万円、営業利益は19.3%増の3918億5000万円、純利益は13.7%増の3240億8400万円の増収増益となった。FAシステムの市況変動影響はあったが、インフラやライフの増加、セミコンダクター・デバイスの改善などで売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。
セグメント別では、インダストリー・モビリティの売上高は1兆6448億円(657億円減)、営業利益は826億円(362億円減)の減収減益。うちFAシステムは、売上高7256億円(408億円減)、営業利益は467億円(411億円減)となった。受注高はスマートフォン、AI関連の設備投資や工作機械関連需要の増加などにより前年度を上回ったが、売上高はリチウムイオンバッテリーの需要の減少などにより前年度を下回った。
このほかインフラは売上高1兆2249億円、営業利益は894億円の増収増益。ライフは売上高2兆1851億円、営業利益は1572億円、ビジネスプラットフォーム/セミコンダクター・デバイスは売上高1468億円、営業利益108億円で、いずれも増収増益を果たした。
仕向地別売上高では、国内が6%増の2兆7235億円、海外が4%増の2兆7981億円で、海外比率は51%となった。北米は15%増と好調だったが、中国、アジア、欧州などは前年度を下回った。
2026年3月期の通期見通しは、売上高は2.2%減の5兆4000億円、営業利益は9.7%増の4300億円、純利益は4.9%増の3400億円。うちインダストリー・モビリティは売上高1兆5700億円(748億円減)、営業利益990億円(163億円増)とし、FAシステムは7200億円(56億円減)、営業利益は560億円(92億円増)の減収増益を見込んでいる

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2025/0428-a.html

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