富士電機は、2025年3月期通期決算を発表し、売上高は前年度比1.8%増の1兆1234億700万円、営業利益は10.9%増の1176億4600万円、純利益は22.4%増の922億3900万円の増収増益となった。売上、利益ともに過去最高を更新し、営業利益率10%を達成した。
セグメント別では、エネルギー、半導体、食品流通で増収、全セグメントで増益を記録した。うちインダストリーは売上高4124億円、営業利益は382億円。オートメーションは、プロセスオートメーションで駆動制御システム等の需要増加、プラント向けは好調だったが、ファクトリーオートメーションの低圧インバータの在庫調整継続等によって減収現役。社会ソリューションは輸送システムの需要増、DXソリューションはITソリューションの大口案件の増加等で増収増益となった。
2026年3月期業績見通しは、売上高は1.5%増の1兆1400億円、営業利益は0.3%増の1180億円、純利益は12.2%減の810億円。うちインダストリーの売上高は2024年度から135億円増の4135億円、営業利益は65億円増の405億円の見通し。FAコンポーネントの収益力の改善と器具分野の需要回復、ITソリューション分野の需要増加によって増収増益を見込んでいる。
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