横河電機は2025年3月期決算を発表し、売上高は前年度比4.1%増の5624億400万円、営業利益は6.0%増の835億2300万円、純利益は15.5%減の521億2300万円の増収減益。受注は中東が牽引して大幅に増加、売上は受注済みの大型案件の売上寄与によって増加し、受注高、売上高、営業利益は過去最高となった。
セグメント別では、制御事業は受注高5643億円(518億円増)、売上高5283億円(245億円増)、営業利益は776億円(59億円増)の増収増益。測定器事業は受注高303億円(44億円増)、売上高299億円(19億円減)、営業利益62億円(19億円減)。前年の受注残消化の反動で減収減益となった。新事業は前期並みだった。
地域別では、日本は受注高1388億円(43億円増)、売上高は1355億円(65億円増)。海外は受注高4255億円(475億円増)、売上高は3928億円(179億円増)。うち中東・アフリカが受注高483億円増の1313億円、売上高140億円増の968億円と牽引した。
2026年3月期通期見通しは、売上高5600億円(0.4%減)、営業利益は800億円(4.2%減)、純利益は525億円(0.7%増)を見込んでいる。