
NECA(日本電機制御機器工業会)は、2024年度の自主統計による電機制御機器の年間出荷統計をまとめ、2024年度の出荷総額は前年度比9.3%減の6096億円となり、2年連続で前年割れとなった。
2024年度の年間出荷総額は6096億円で、前年から628億円減となった。2023年度下期から続く在庫課題は減少局面ながら年間を通じて出荷額に影響し、特に上半期の国内出荷額は低迷した。
品目別では、操作用スイッチ、制御用リレー、PLC・FA システム機器、制御用専用機器が2年連続で前年割れをし、特に PLC・FA システム機器の出荷額が前年比で 20%以上減少した。一方、検出用スイッチは2年ぶりに前年アップを果たした。
操作用スイッチの出荷額は0.8%減の340億円、検出用スイッチは1.0%増の1007億円、制御用リレーは2.3%減の1540億円、PLC・FAシステム機器は23.3%減の1890億円、制御用専用機器は1.8%減の1318億円となった。
仕向地別では、国内は13.2%減の3632億円、輸出は2.9%減の2463億円。輸出比率は前年比 2.7 ポイント増の 40.4%となった。輸出は上半期から回復基調で推移したが、構成比の大きいアジア・太平洋の回復遅れが響き、ヨーロッパ、アジア・太平洋が2年連続で前年割り込み、一方、北米、アジア・太平洋の内数の中国は2年ぶりに100%を超えた。
https://www.neca.or.jp/wp-content/uploads/PressRelease_stat2024.pdf