安川電機は2024年2月期上半期決算を発表し、売上高は前年同期比9.7%増の2889億7800万円、営業利益は5.8%増の330億6200万円、純利益は3.5%増の247億3100万円の増収増益となった。
セグメント別では、モーションコントロールの売上高は12.9%増の1369億円、営業利益は29.3%増の204億2100万円。売上全体に占める割合は47%となった。ACサーボモータ・コントローラ事業は、中国の太陽光パネル製造装置向けが伸びた一方で、半導体・電子部品向けの需要低迷で売上・利益共に減少。インバータ事業は、生産正常化で受注残を消化しグローバルで販売が伸長。米国のオイル・ガス関連やHVAC関連が好調で、ASEANやインドでもインフラ関連需要が回復し、売上・利益共に大幅に増加した。
ロボットはの売上高は8.5%増の1123億5600万円、営業利益は19.3%増の129億9500万円。売上全体に占める割合は39%。EV関連の設備投資の継続と欧米の一般産業で自動化投資が底堅く推移。i3-Mechatronicsソリューションによる高付加価値提案や部品内製化などを進め、売上・利益共に増加した。
システムエンジニアリングの売上高は9.3%増の268億9700万円、営業利益は22.0%増の11億7100万円、物流サービスなどその他セグメントの売上高は8.7%減の128億1100万円、営業利益は97.6%減の800万円となった。
エリア別の売上高について、海外売上高は11.5%増の2072億円で、海外売上比率は72%となった。うち中国が3.4%増の687億円、米州が20.8%増の636億円、ヨーロッパが20.0%増の458億円。中国除くアジアは1.7%増の292億円となった。