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TMEIC、製紙プロセス操業支援システム「TMoptimizer」発売

東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は、製紙工場向けの製紙仕上げ設備であるワインダ(巻上げ機)の操業状態を可視化する支援システム「TMoptimizer(ティー・エム・オプティマイザー)」を発売した。
製紙工場の製造設備のなかでも仕上げ設備のワインダは、他の製紙工程と比較して作業者による操作が多く、生産コストや最終仕上げ工程としての製品品質などへの影響が大きいとされる。
それに対し同システムは、製紙プロセスの操業上重要な生産性・品質・エネルギー・設備管理、4つの分野のデータを収集・可視化することでワインダの操業状態を診断し、工場の生産性向上と品質安定化、損失の最小化、省エネルギー化を実現。実際の操業で通常より遅れが生じている工程や条件、電力量を可視化して作業方法の見直し、作業員の教育への活用ができることに加え、巻取長の誤差や巻姿等の製品品質の評価や、品質に関わるブレーキや張力検出器の状態診断を行い、製品品質の安定化と機器異常を早期発見できる。
WEBベースのシステムなので遠隔の機器にもWEBブラウザで表示でき、現場操作室以外からの監視や関係者での情報共有が可能。多様な画面表示で、オペレーター・生産管理者・保全者の各観点から操業状態を集中管理でき、多角的な視点で操業改善につなげることもできる。

https://www.tmeic.co.jp/