オータックス(横浜市港北区)は、増設を進めていたタイ工場の第2期工事が終了し、9月から稼働を開始した。
タイ工場はタイ中部のプラチンブリ県に2014年開設。敷地面積1万6000平方メートルに第1期工事として建屋面積3000方メートルの規模の2階建てを建設し、エアコン用端子台を中心に生産していた。
旺盛な端子台需要に応えるために、今年初めから2階建て約7000平方㍍の規模で第2期工事を開始していた。これにより工場全体では1万平方メートル規模と現在の3倍強の広さになる。
拡張を機に日系企業へのDMMS(Development Mechanical Manufacturing Service=開発から製造まで一貫した受託サービス)の更なる拡大を進めるほか、スイッチの生産も検討しており、「チャイナ・プラス・ワン」の位置づけで取り組む。