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第一稀元素化学工業、ベトナムでオキシ塩化ジルコニウム製造の新工場が稼働開始

第一稀元素化学工業のベトナム子会社のVIETNAM RARE ELEMENTS CHEMICAL JOINT STOCK COMPANYが、オキシ塩化ジルコニウムとその他ジルコニウム化合物の生産能力増強と事業拡大を目的としてバリアブンタオ省に建設を進めてきた新工場が稼働を開始した。
高機能材料のジルコニウム化合物は、主にジルコニウム鉱石の粗精製塩であるオキシ塩化ジルコニウムを用いて製造され、そのサプライヤのほぼすべてが中国に集中している。それに対し同社は、オキシ塩化ジルコニウムの供給を特定国に頼るリスクに対応するためにベトナム子会社を設立し、サプライチェーンの多様化を進めてきた。
新工場では、ベトナムで産出されるジルコニウム鉱石を主原料とし、バイオマス由来の熱源を採用するなど環境に配慮したプロセスと設備によって社内で使用するオキシ塩化ジルコニウムの約50%と、その他ジルコニウム化合物を製造する。

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