日本航空電子工業は、コネクタ事業の生産拠点である山形航空電子第2工場に新棟を建設する。特に成長を牽引するEV向けや産機市場向けの生産能力を増強し、今昭島事業所、弘前航空電子と山形航空電子の国内3拠点をグループの中核拠点として生産体制の強化を進める。
山形航空電子は、グループにおけるプレス中核拠点の役割を担いつつ、成形・コネクタ組み立てに業務を拡大し、携帯機器と自動車向けコネクタの生産拠点として発展。2006年に第2工場、2013年に第1工場D棟を建設し、生産体制を増強してきた。今回、EVなど新規需要の増加に対応し、国内生産の強化でサプライチェーンを強靭化するため、第2工場に新棟を建設することとなった。
新棟は、鉄骨造二階建の延床面積は約1万6千平方メートル。2023年春の竣工を予定。完成後の第1工場を含めた山形航空電子全体の総床面積は、現状の約3万3千平方メートルから約1.5倍の4万9千平方メートルに拡張される。