YKK APは、香川県綾歌郡の四国製造所(香川県綾歌郡宇多津町吉田4000)でアルミ鋳造設備の再構築を行う。専用設備の導入により、四国製造所におけるアルミリサイクル率を33%から2024年度には76%まで高め、カーボンニュートラル実現に向けて取り組む。
第1期工事となるアルミ溶解炉・保持炉の更新では、最新技術の導入により品質やコスト競争力の強化に加え、作業時や災害発生時の安全性向上や省エネなどの環境負荷低減に取り組み、製造過程でのCO2排出量を従来比で18%削減。2022年9月に稼働を開始した。投資額は約9億円。
第2期工事では同社として初となるリサイクル炉の新設を計画している。この稼働によりアルミの市中リサイクル材の投入比率を大きく高めることが可能となり、四国製造所でのアルミリサイクル率を、現在の33%から、2024年度には76%、2030年度には100%まで向上させる計画。2022年10月に着工し、2023年9月に稼働開始予定。投資金額は5億円。