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IDEC、増収増益 主力事業がグローバルで伸長 価格改定と為替効果も貢献【FA関連各社 2022年度1Q】

IDECの2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比16.7%増の201億5700万円、営業利益は37.1%増の31億5300万円、純利益が42.0%増の25億5500万円。スイッチ事業や安全防爆事業を中心に主力事業の売上が国内外で伸長し、増収効果と販売価格の適正化で原材料費価格の高騰を吸収。為替効果も寄与して大幅な増収増益となった。また四半期で過去最高の売上高、営業利益、営業利益率を達成した。
製品別の売上高では、スイッチ事業は19.8%増の97億2400万円。設備投資需要の急拡大で全地域で伸長。インダストリアルコンポーネンツは、22.6%増の40億200万円。米州・中国で制御用リレーの売上が増加した。オートメーション・センシングは、3.1%増の25億7800万円。日本と米州、EMEAでプログラマブル表示器やPLCが堅調に推移。安全防爆は、23.6%増の25億7700万円。日本や中国を中心に安全関連機器の需要が大幅に伸長。システムは19.9%減の3億2300万円、その他は16.7%増の201億5700万円となった。
仕向地別の売上高では、日本は13.3%増の83億1900万円。半導体、自動車、工作機械・ロボット業界等の需要が堅調に推移した。海外は19.3%増の118億3700万円。米州は27.3%増の34億5700万円、EMEAは11.4%増の33億1400万円、アジア・パシフィックは19.6%増の50億6500万円。米州とEMEAは高水準の需要が継続し、中国はロックダウンの影響は限定的で、その他アジア地域も堅調に推移した。
2023年通期業績予想に修正はなし。売上高745億円、営業利益108億円、純利益75億円を見込んでいる。

https://jp.idec.com/about-IDEC/ir/library/summary