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【流通各社トップが語る2018】高木商会「ⅠoT提案へ、プロジェクト」

代表取締役社長 中山広幸

2018年3月期の売り上げは、昨年12月までで前年同期比23.6%増で推移している。半導体・FPD、ロボット、一般産業、鉄道、制御セキュリティ関連向けを中心に伸長しており、とりわけIoTに絡んでコネクタやIPC(産業用コンピュータ)が各前年同期比約136%となっているほか、制御機器、画像処理、電子機器も堅調で、さらには16年頃から取り組みを強めているモーターや位置決め、空圧機器といった駆動系機器も120%と拡大している。

今年1月から「IoT Products&Solution」というキャッチフレーズを掲げ、IoTプロダクツを中心としたソリューション提案を加速している。IoTへの取り組みが進む中で、シームレスに情報をつなぐうえで商社の果たす役割模索に向けて、「生産現場のIoT」、「セットメーカーのIoT」に分け、親会社の立花エレテックとグループの大電社の3社で「IoT推進プロジェクト」を編成し、お客様へのIoT化ソリューション提案を進めている。

その一環として、16年に東名阪で開催したセミナーを、今年も開きたいと考えている。インダストリー4.0などをテーマとしたセミナーは、メーカーの協力を得ながら昨年も行ったが、IoTについてはどう導入していくか、とくに中小企業のIoT導入はいくつかのステップが必要と考えており、そのトリガーにつながるようなセミナーを開催することは商社の果たす役割でもあると思う。

市場のグローバル化の中で、海外拠点(立花エレテック14、当社2)間の連携を強めるためのグローバル会議を開いており、今後は更なる連携した活動を進めていく。今年も立花エレテックグループの「C.C.J.2200」経営計画達成と、当社としての次の目標でもある売上高300億円に向けて取り組んでいきたい。