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日東工業、ワコムのCAD事業取得

日東工業とワコムは、ワコムのエンジニアリングソリューション事業を日東工業が取得することで合意した。

ワコムが設立するエンジニアリングソリューション事業の新会社「ECADソリューションズ」の全株式(200株)を日東工業が2017年12月1日付けで取得する。譲渡価格はこれから調整する。

ワコムは、エンジニアリングソリューション事業を3つの事業の一つとして取り組み、代表ブランドの「ECADシリーズ」は、日本の電気設計を支えるCADソリューションとして30年以上の実績を有する。

日東工業は配電盤・制御盤の設計・製造のトップメーカーとして、両社の経営資源、事業ノウハウを融合することで、顧客に対し、より価値の高いサービスを提供していくことが可能になると判断した。日東工業がソフト関連会社を取得するのは初めて。

ECADソリューションズは、本社をさいたま市内に置き、社長には鈴木忍日東工業経営企画室主幹が就任する予定。電気設計、ハーネス設計専用CADシステムの開発・販売を行っていく。

資本金は1000万円で、従業員はワコムのエンジニアリングソリューション事業部門の34人を引き継ぐ予定。

同事業部門の2017年3月期の売上高は6億8200万円、営業損失3200万円。

日東工業佐々木拓郎社長は「ワコムのエンジニアリングソリューション事業のノウハウ、従業員を引き継ぎ、当社の売り上げ増に結び付けたい」と語っている。