JEMA、2026年度 電気機器の見通し 29年ぶりの4兆円超えへ FA機器も前年度を上回る見通し

JEMA(日本電機工業会)は、電気機器の生産・出荷について、2025年度の見込みと2026年の見通しをまとめ、FA機器などが含まれる重電機器の2026年度の国内生産見通しは4兆467億円とし、1997年度から29年ぶりに4兆円を超える見通しを示した。またFA機器についても前年度を上回るとした。

2025年度の重電機器の国内生産見込みは、前年度比6.3%増の3兆7344億円。FA機器は半導体・電子部品産業向けの設備投資の回復により好調となり、サーボモータは4.9%増の849億円、サーボアンプは3.0%増の824億円。インバータは、納期問題から混乱していた市場が正常化し、在庫過多の状況が解消して9.2%増の1371億円、プログラマブルコントローラは、国内・輸出ともに半導体・電子部品産業向けが好調で12.1%増の980億円とした。
このほか発電用原動機は、蒸気タービン、ガスタービンの国内向けの低調が響き、11.2%減の3234億円。回転電機機械は11.1%増の1兆441億円。国内需要が堅調だった交流電動機、国内・輸出ともに半導体・電子部品向け設備投資が好調だったサーボモータが前年増となった。静止電機機械器具は、8.3%増の7022億円。変圧器は国内のビルや工場、電力向けが増加し、サーボアンプ、インバータも前年を上回った。開閉制御装置・開閉機器は、6.6%増の1兆6647億円。監視制御装置が国内製造業、電力業向けが堅調で、低圧開閉器・制御機器はPLCが前年増で牽引した。
2026年度の見通しは、8.4%増の4兆467億円。FA機器は、2025年度に続いて国内・海外ともに半導体・電子部品産業向けの設備投資が伸長し、サーボモータは9.9%増の933億円、サーボアンプも9.9%増の905億円、インバータは11.1%増の1524億円、プログラマブルコントローラは6.1%増の1040億円とした。
このほか発電用原動機は14.0%増の3687億円。蒸気タービン、ガスタービンの輸出が牽引。回転電機機械は6.3%増の1兆1100億円。交流電動機の国内需要堅調が続く。静止電気機械器具は12.6%増の7906億円。変圧器は前年からの好調を持続。開閉制御装置・開閉機器は6.8%増の1兆7774億円と見通している。
2026年度は、2021年ころから続いていた納期問題とそれに端を発した市場の乱高下が収まり、正常に戻った状態での4兆円超の見通し。着実に市場は拡大しつつある。特に半導体とデータセンタ需要が顕在化し、それにまつわる配電・制御機器の需要が牽引している。
また、AI需要の急拡大によってメモリを中心とした半導体不足が発生しているが、そこに対するFA機器への影響は現状ではほぼないとの認識。ただし状況は注視する必要があるとしている。

https://www.jema-net.or.jp/stat/mitoshi.html

TOP