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- 2022年5月18日
ロックウェルオートメーション、自律化工場の実現へ MESやSDA、データ活用基盤など先進技術の提案強化

ロックウェル オートメーションは、東京港区虎ノ門にオフィスへのオフィス移転が完了したのに合わせ、パートナー企業を招待し、同社の現状と今後の事業戦略を共有する事業説明会・オフィスツアーを開催した。
同社は1903年に米国・ミルウォーキーでの創業以来、約120年超の歴史を持つ老舗の産業オートメーション専門企業で、NASAをはじめ、米国を中心に世界の先進的な製造業を支えてきた。2025年9月期の売上高は約83.4億ドル(約1兆3000億円超)を計上。日本法人は1981年の設立で、ここ10年間で受注高を3倍まで伸ばしており、製造業のDX需要が高まるなか、日本市場でも存在感を増している。
10年以上前から「Connected Enterprise」として工場や企業をネットワークでつないで集めた情報を見える化し、意思決定に使える価値に変えるための提案活動を展開。具体的には、工場が自ら判断して自動で生産を進める自律化工場の実現を進めており、特にITとOTをつなぐ部分に課題が多く存在するなかで、統合アーキテクチャのもと作られた制御機器、標準制御設計、SDA(ソフトウェアデファインドオートメーション)、データ収集から加工、活用を実現するプラットフォームDataOpps、MES(生産実行系システム)、生産デジタルツイン、AIエージェントなどの7つの主要な技術要素でもって課題解決を進めている。
日本市場での戦略もこれに則った形で進めているが、特に強みである専門性と先進性を活かした提案を強化。デジタルツイン構築ソフトであるEmulate3Dを使った生産ライン設計と制御プログラムの自動生成、シミュレーション・デバッグの効率化や、標準制御設計として標準ライブラリを活用したプログラムの自動生成、HMIの画面作成の自動化、PLCをソフト化してコンテナに入れてサーバー上に置き、複雑なタスクの連携、保守性、セキュリティ向上につなげるSDA提案とSDAスタータキットの開発・提供、DataOppsによる工場データの収集と使える状態への加工、整理、活用の提案、高精度の多軸同期制御を実現するCIPモーション、PLCによるロボット制御、AMRとMES連携による工場内物流の統合制御など、自律化の構成要素を前面に打ち出し、国内メーカーや他社とは異なるアプローチでの提案を強化していく方針を示した。
7月には、東京でプライベートイベント「ROKLive」開催を予定しており、同社の先進技術や事例を実機と講演で体験できるほか、先立つ6月には愛知県刈谷市で自動車業界向けのプライベートイベントも開催を計画している。
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