【FA各社トップが語る2026】サンセイテクノス『「禮儀作法」で人間力の向上を』代表取締役社長 浦野 俊明

2025年度の業績は、売上高270億円(前年比106%)、経常利益27億円(同113%)と過去最高を更新する見通しだ。積み上がっていた顧客の在庫も落ち着きを見せ、ほぼ平時と言える状態となっている。
2025年4月にはWEBサイトをリニューアルし、顧客が当社への理解をより深められる内容とした。当社の特性として、豊富な在庫による即納性と機動力、多様なメーカーを取り扱う提案力、技術部門による課題解決力があるが、多くの企業が人員不足に悩み、採算や効率性を重視する中で、メーカー側は製品の絞り込みや大幅な値上げに踏み切っていて、これがユーザーの不安要因にもつながっている。メーカーとユーザーの間に立つ商社という立場として双方にメリットのある形を実現していく。
2026年の市場見通しは、中国市場の落ち込みや政治的課題の影響を注視する必要はあるが、国内の景気動向は決して悪くない。ただし物価高が続く中、全ての企業が対応できるわけではなく、一層の差が生じると見ている。
2005年から継続しているテーマ「顧客感動」を実現に導くためのサブテーマは10年で一巡し、今回の「禮儀作法」で三巡目に入った。1つ1つのテーマに取り組むたびに人間力の向上が果たされていなければならないが、初期から向き合ってきた社員にとっては、いよいよ集大成的な取り組みになっていく。内面的な部分を磨いてきた上で、外形的な要素の強い禮儀作法に、どのように向き合うかが問われる。また、そのような先輩の背中を見て二巡目以降の社員は、三巡目の社員に比較して成長のスピードが増すと考えている。企業として、ハード・ソフト両面における取り組みの成果が、次の成果を生み出す好循環を持続的に作り出していきたい。