SEAJ、2025年度〜2027年度の日本製半導体・FPD製造装置 需要予測 半導体産業は活況続く 装置需要にも追い風 27年度に6兆円突破の見通し

SEAJ(日本半導体製造装置協会)は、2025年度〜2027年度の日本製半導体製造装置・FPD製造装置の需要予測を発表した。2025年度の日本製半導体製造装置・FPD製造装置の販売高は前年度比3.0%増の5兆2601億円とし、それ以降もAI関連の需要が高水準で続き、FPD製造装置も大きく伸びるため、2027年度には3.3%増の6兆397億円と予測。2020年度に2兆8473億円だったところから、わずか7年で2倍超まで急成長を遂げる見通しだ。

AIとOLEDが半導体・FPD産業の成長を牽引

半導体産業は、WSTS(世界半導体市場統計)によると、2025年の世界半導体市場は、大手IT企業等によるデータセンター投資が牽引し、メモリー製品とロジック製品の高成長により、前年比22.5%増の7722億ドルと2年連続で過去最高を更新する見込み。それ以降も将来的にもAIが半導体市場の成長を牽引し、より高度なモデルの学習と推論の実行にはさらに多くのコンピューティングパワーが必要となるのに伴い、半導体の高性能化・低消費電力化・大容量化の要求は一段と高まり、技術進化に伴う先端投資が期待される。世界半導体市場の1兆ドル到達も想定より大幅に前倒しになる可能性が高く、半導体製造装置も同様に、中期的に高い成長が見込まれる。
FPD産業は、韓国と中国では既にG8.6基板を用いたIT用OLEDパネル製造のための設備投資が始まっており、今後はタブレット、ノートPCへのOLEDパネル採用が進み、それにともなって装置需要も成長が期待される。

製造装置市場も好調続く

半導体製造装置について、2025年度の日本製装置販売高は、台湾ファウンドリーの2nm(GAA)投資の本格化、HBMを中心としたDRAM投資の底堅さにより前年度比3%増の4兆9111億円と予測。2026年度はDRAM投資拡大の継続に加え、AIサーバー向け先端ロジック投資拡大が期待されることから12%増の5兆5004億円、2027年度もAI関連の需要が高水準で続くため、2%増の5兆6104億円と予測。いずれの年度も昨年7月発表の予測金額から上方修正となった。
FPD製造装置は、2025年度は韓国と中国でG8.6クラスの基板を使ったOLED投資が開始され、3%増の3490億円。2026年度もG8.6基板OLED投資は行われるが一部は翌年度に繰り越されるため横ばいの3490億円、2027年度はOLEDの前年度繰り越し分と、TV画面サイズの大型化による投資を合わせて23%増の4292億円と予測した。

https://www.seaj.or.jp/file/jan2026seajforecastforpress_j.pdf

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