さあ、来い!IIFES2025 へ 計測と制御、自動化の最新技術をとくと味わえ 19−21日東京ビッグサイトで開催

11月19日から21日まで、東京ビッグサイト東ホールで、IIFES2025 が開催される。今回は「原点回帰」として機器やコンポーネンツなど実機デモを数多く展示する方向に各社シフトしており、さらにデジタル化やDXに向けた技術や製品も出揃ってきており、全国からの来場者を手ぐすねを引いて待っている状態だ。

今回、IIFES2025を見る上でのポイントは「やさしくなった現場導入」と「自動化から自律化へ」。
製造業DXやデジタル化と言われて久しいが、実際の現場への導入や機械への採用はまだそこまで進んでいない。その原因となっているのが「人」の問題だが、近年は機器や装置側で設定や調整の難しさをサポートしたり、必要な機能をすでに搭載し、やりたいことを”自分で”実現できる環境ができつつあり、IIFES2025では現場に導入しやすい製品が数多く出展されている。
また、計測制御とAI技術の進化によって機械が状況を判断して自ら動く自律化への道が進行し、特にプラント関連では実際に自律運転の事例も多数でてきている。自律化に欠かせないAI技術は各社が取り組んでおり、生成AIについても、各社がどう自社製品やサービスに組み込んでいくかの検討や開発が進んでいる。自動化の次の段階である「自律化」の世界とそれを実現する技術に注目だ。
IIFESに出展される製品や技術領域は、自動車や工作機械、半導体製造装置、ロボット、工場プラント、生産ライン、社会インフラなど、あらゆる機械が動くためのコア機能、人で言えば頭脳や血管、神経に相当するコントローラやセンサ、アクチュエータ、制御盤とそこに搭載される部品などであり、より良い性能を持つ機械・システムを作るためには欠かせない領域。自動車にしても半導体にしても再生可能エネルギーにしても、これから日本の製造業を再興していくためには最重要な領域。ぜひこの機会に、機械の進化を支える自動化・自律化のコア技術を見にきて欲しい。

TOP