京セラ、日本航空電子工業と資本業務提携でコネクタ事業を強化 自動車や産業機械、データセンターなどを核台

京セラは、日本航空電子工業(JAE)と資本業務提携を締結し、日本電気(NEC)が保有するJAEの株式33.0%を取得し、持分法適用会社とした。
京セラのコネクタ事業は、フレキシブル基板コネクタや基板対基板コネクタの製品開発力、欧州自動車市場向けカスタムコネクタに強みがある一方、成長市場である自動車・データセンター・産業ロボット分野等での小型・高電圧対応・耐震・防水などでは事業規模や生産技術、製品規格化のノウハウの面で課題があった。今回、コネクタ事業で世界トップ10内の規模であるJAEと資本業務提携を結ぶことにより、両社のシナジーを創出し、グローバルで競争力あるコネクタ事業への成長を図ることができると判断した。
一方のJAEは、自動車、携帯機器、産機・インフラ、航空・宇宙の4市場に注力しているが、市場環境の変化や海外市場拡大等の取り組みの一部遅れによって計画達成が遅延しており、京セラとの資本業務提携により、海外販売網や生産拠点、設計リソースを活用することで成長を加速できると判断した。
両社は協業推進チームを設置し、①JAE製品の京セラ海外拠点(KAVXチェコ工場など)への製造委託拡大、②京セラの欧州販売チャネル(自動車・産機市場)を活用したJAE製品の販売、③新製品や光技術の共同開発、④クロスセル協業などを推進する。

https://www.kyocera.co.jp/newsroom/news/2025/002902.html

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