TOTO、米国ジョージア州に衛生陶器の新工場棟 354億円投資で自動化推進

TOTOは、米国子会社TOTO U.S.A.の工場(ジョージア州モロー市)に建設した新工場棟で、2025年秋から衛生陶器の生産を開始する。総投資額は約354億円(2億2430万ドル)。
新工場棟は、米州市場での戦略商品であるワンピース便器の生産体制を強化するのが目的。これまでアジア圏からの輸入割合が大きかった同製品の現地生産を増やすことで、米州での生産能力を1.5倍に引き上げ、年間約100万ピース体制を構築する。
工場には最新鋭のロボット34台を導入。グループ初となる、便器とタンクを自動で接着するロボットや、製品を自動搬送するAGV(無人搬送車)を活用し、品質と生産性を向上させる。全製品に2次元コードを付与し、ビッグデータ分析による生産技術向上も図る。
また、新たに焼成窯を2台設置予定で、2027年7月の稼働を予定。形状や高さの異なる腰掛便器に対応できるよう、窯の高さを既存の窯よりも高くし、トロリー台車に製品を載せ、約24時間かけて焼成できるようにする。

https://jp.toto.com/company/press/2025_08_22

TOP