- 特集
- 2015年1月7日
旭化成、静岡県富士市の半導体材料工場に160億円追加投資 生産能力倍増へ

旭化成は、感光性絶縁材料「パイメル」の生産能力増強のため、静岡県富士市の既存工場敷地内に約160億円の設備投資を行う。2028年度上期の商業運転開始を予定する。
パイメルは、半導体素子の表面保護膜、バンプ用パッシベーション層、再配線用絶縁層として半導体メーカーで採用実績のある液状の感光性樹脂材料。今回の増強は、生成AIなどに使われる先端半導体の高度化・高集積化に伴い、半導体保護膜や層間絶縁膜市場が持続的に成長していることに対応するもの。2024年12月に竣工した新工場に続く今回の追加投資で、旺盛な需要を取り込む。
