- 工場・設備投資
- 2023年5月18日
日本ゼオン、山口県周南市の徳山工場で、エタノールからブタジエンを生成する技術実証のためのベンチ設備着工

日本ゼオンは、徳山工場(山口県周南市)において、植物由来エタノールから高効率でブタジエンを生成する技術を実証するためのベンチ設備を建設する。2026年の稼働予定で、合成ゴム原料のグリーン化を目指す。
NEDOグリーンイノベーション基金事業の一環として、横浜ゴムと共同で進めるもので、ゼオンがベンチ設備でバイオブタジエンを生成、それを用いてポリブタジエンゴムを試作する。その後、横浜ゴムがそのゴムでタイヤを試作し、走行テストなどで性能を評価する。
両社は、この実証をもとに2030年までにパイロット設備で社会実装のための技術を確立する計画。最終的に2034年の事業化を目指す。
