旭化成、宮崎県延岡市にウイルス除去フィルターの新工場を建設

旭化成グループの旭化成ライフサイエンスは、宮崎県延岡市にウイルス除去フィルター「プラノバ」の新たな紡糸工場を建設する。2026年7月に着工し、2030年1月の操業開始を予定する。
「プラノバ」は、バイオ医薬品や血漿分画製剤といった生物学的製剤の製薬プロセスに用いられ、ウイルス除去性能とタンパク質透過性に優れたセルロース製中空糸型フィルターとして、国内外で高い評価を受けている。年率8%以上で成長するバイオ医薬品市場に対応し、将来的な需要増が見込まれている。
今回の設備投資では、2024年5月の組立工場竣工に続き、原料となる中空糸の紡糸工程を増強する。

https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2025/he250729.html