- 工場・設備投資
- 2017年7月3日
エア・ウォーター、千葉県茂原市に低炭素水素の製造拠点新設 28億円投資

エア・ウォーターグループのエア・ウォーター・グリーンデザインとK&Oエナジーグループの関東天然瓦斯開発は、合弁会社「エア・ウォーターK&O」を設立し、千葉県茂原市に低炭素水素の製造拠点を新設する。総投資額は約28億円で、2027年5月の稼働開始を予定している。
新拠点は、環境負荷が少ない千葉県産の天然ガスを原料とし、クリーン電力(非化石証書活用)を利用して水素を製造。その過程で発生するCO2を回収することで「低炭素水素」を実現する。水素の製造能力は毎時720立方メートル、CO2の回収能力は毎時200立方メートル。
エレクトロニクス向けなど産業用途や将来のエネルギー需要に対応するもので、回収したCO2はドライアイスの原料として有効活用し、需給が逼迫する炭酸ガスの安定供給にも貢献する。
