- 工場・設備投資
- 2021年5月14日
JX金属、茨城県北茨城市の磯原工場で光通信向け結晶材料のInP基板増産へ設備投資 15億円投資
JX金属は、磯原工場(茨城県北茨城市)で、光通信に不可欠な結晶材料であるInP(インジウムリン)基板の増産に向けて約15億円の設備投資を行う。2026年度の稼働開始を予定し、生産能力を現行比で約2割引き上げる。
InP 基板は、光通信の受発光素子、ウェアラブル端末における近接センサ、産業用イメージセンサなど幅広い分野で用いられてきた高機能な化合物半導体材料。同社は40年以上にサプライヤとして製造を担い、高いシェアを持っている。高速インターネットをはじめとする基幹光通信網に不可欠な材料としても使われ、生成AIの学習や推論を支えるデータセンターの建設ラッシュを背景に需要が急増しており、今回の設備投資はそれに対応するもの。
