- 工場・設備投資
- 2024年8月15日
富士フイルム富山化学、富山市の富山研究開発センター内の治験薬製造棟にmRNA治験薬の新設備導入

富士フイルム富山化学は、富山研究開発センター(富山県富山市)内の治験薬製造施設を増強する。mRNA医薬などの小規模・迅速な開発ニーズに対応するため、GMP準拠の無菌製剤製造設備を新たに導入し、2026年2月より初期開発治験薬の受託製造サービスを開始する。
今回の設備増強は、がんワクチンなど多様な分野で開発が進むmRNA医薬の、非臨床から臨床試験への移行を迅速化したいという需要に応えるもの。これまでの富山第二工場(蓮町サイト)の中規模製造施設に加え、研究所内に機動的に治験薬を製造できる設備を増強することにより、顧客の非臨床から臨床段階へのスムーズな移行を支援し、mRNA医薬の開発スピードの向上を支援する。
新設備は、同社が強みを持つ脂質ナノ粒子(LNP)の製剤化と無菌充填に対応。mRNA合成から製剤化までをEnd-to-Endで提供するCDMOサービスを強化し、新薬開発を加速させ、医薬品の創出に貢献していく。
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