協立電機、2025年6月期決算 増収増益 自動化需要を掴みインテリジェントFAシステム事業が好調

協立電機は、2025年6月期決算を発表し、売上高は382億4600万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は33億5400万円(36.8%増)、純利益は21億3800万円(20.9%増)となった。国内外の人手不足による自動化需要の拡大、産業界のDXやAIとシステムとの組み合わせによる効率化へのニーズなどの追い風を着実に掴んだ。
セグメント別では、インテリジェントFAシステム事業は、売上高は165億2400万円(28.1%増)、営業利益は24億2000万円。IoTを活用した設備投資の増大により出荷検査に代表される各種検査装置が好調、ロボットシステムなど各種自動化システムの需要と範囲の拡大、「One Stop Shopping」施策の好調、資源価格高騰も省エネ・効率化投資への後押しとなった。
IT制御・科学測定事業のうちIT制御は、新製品開発へ向けた顧客の研究開発投資は旺盛であるものの、多くの製造現場で生産量の回復は一服感があり、生産設備への合理化投資は底堅いが安定的な傾向で推移。売上高は216億8000万円(1.2%増)、営業利益は13億2100万円(0.6%減)となった。

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