
UCC上島珈琲は、静岡県富士市のUCC富士工場で、世界で初めて大型水素焙煎機「HydroMaster(ハイドロマスター)」による水素焙煎コーヒーの量産を開始した。
大型水素焙煎機は、NEDOの助成事業として開発され、総事業費は約10億円。年間最大約6000トンの製造能力を持ち、熱源となる水素は山梨県からグリーン水素を調達し、焙煎時の燃料由来の二酸化炭素排出をゼロにする。ハイブリッドバーナー(天然ガスなどの化石燃料と水素を混合して使用可能)も備え、多様な水素化ニーズにも対応。独自の味覚特徴については、従来熱源による焙煎との味覚差について研究中。年間最大約6000トンの製造能力を持ち、熱源となる水素は山梨県からグリーン水素を調達し、焙煎時の燃料由来の二酸化炭素排出をゼロにする。
UCC富士工場は敷地面積2万1349平方メートル、建築面積1606平方メートル。今回の量産開始に伴い、4月23日より業務用・家庭用製品全7品を順次発売する。