
パナソニック エレクトリックワークス社「ロボテックインパクト」は、小型協働ロボットにも接続し、製造現場における組み立て作業を支援するロボット用インパクトレンチ。
打撃式インパクト機構を採用し、低反力ながら高出力を実現。本体寸法は全長320mm、全高90mm、全幅91mmで、重さは2.5kgの小型サイズで、協働ロボットにも接続でき、作業時の反力によるロボットへの影響も最小限に抑えられ、連続作業性に優れている。M8(高力ボルト)、M10(普通ボルト)の締め付け作業に適し、回転数は0~2300回転/分、打撃数は0~2700回/分。
本体には磁歪式センサーを搭載し、トルク値、締め付け角度、波形、作業時間といった締付作業データを無線で記録可能。これにより各製造工程を数値化・見える化して分析することができ、製造ロスの削減や生産性向上、トレーサビリティ確保に貢献する。
さらに、無線通信制御により「ボルトかじり検出」といった各種作業アシスト機能も設定でき、自動化工程における締付品質の安定化をサポートする。
伸縮ソケットが伸び縮みすることでスムーズなボルト入れができる伸縮ソケットや、設定したトルク・本数の締め付けをカウントし報知するバッチ管理、1台の工具で異なる設定で締め付けに対応するジョブ管理、複数台の工具を順番に使って締め付けをする際のシーケンス管理など便利機能も備えている。