オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

ダイヘン、協働ロボット「FD-VC8」発売 可搬重量8kg・最長リーチで多様な自動化ニーズに対応

ダイヘンは、可搬重量8kgの協働ロボット「FD-VC8」を発売した。
深刻な人手不足に対し中小企業では限られたスペースでの生産自動化が喫緊の課題となっており、安全柵が不要な協働ロボットの導入が積極化しているが、操作の煩雑さや動作速度の遅さによってロボット導入を断念しているケースが多々ある。
それに対し同社は、4kg可搬の「FD-VC4」と、動作範囲を広げたロングリーチタイプ「FD-VC4L」をアーク溶接用途に最適な協働ロボットとして展開しており、今回、様々な用途・シーンで使える協働ロボットとして「FD-VC8」を開発した。
同製品は、高い軌跡精度、耐環境性はそのままに、可搬重量を従来製品比2倍の8kgにアップし、リーチ長を同クラス最長の1550mmとし動作範囲を拡張。さらに操作性を向上し、アーム先端にロボットの位置記憶などを行える操作ボタンを搭載したダイレクトティーチ機能やミリ単位の精度が求められる教示作業を支援するタッチセンシング機能を備えている。
また動作速度を従来の2倍まで向上させた高速モードも搭載し、周囲に人がいない場合は高速運転に切り替えることで生産性の向上が可能。安全性にも配慮し、挟み込みリスクを排除した角のないアームデザインや、視認性を高める動作灯を採用している。
フットプリントは190mm×246mmと省スペース化を実現。制御ケーブルはアームの背面または底面の2方向から引き出し可能。8芯の信号線を内蔵し、ケーブルの外配なしで各種ツールを使用できるため、狭隘部でのケーブル干渉を気にせず運用できる。

https://www.daihen.co.jp/newinfo_2025/news_250415.html

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