チェーンメーカーの椿本チエインと、二輪車用チェーンの国内トップメーカーの大同工業は、2025年5月14日に経営統合契約と株式交換契約を締結した。椿本チエインが大同工業を完全子会社化する予定で、大同工業の株式は2025年12月29日に上場廃止となる見込み。
国内チェーン業界における市場環境の変化やグローバル競争の激化、脱炭素社会実現への対応といった課題に対し、両社の総合力を結集して競争力を強化し、持続的な成長を目指すもの。両社の経営資源を融合することで、効率的な運営体制の構築、グループ全体の収益力向上、経営の強化を図る。具体的には、グローバルサウス市場への本格進出や両社販売網の相互活用など海外ビジネスの拡大、両社製品の相互販路活用やコンベヤシステム技術の協業によるクロスセル、環境貢献製品や次世代チェーン技術など新規事業や新製品開発を進めていく。
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