オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

セレンディップHD、表面処理大手のサーテックカリヤ買収

セレンディップ・ホールディングスは、金属表面処理大手のサーテックカリヤの株式を取得し子会社化する。サーテックカリヤの連結売上高(2024年12月期)は216億円で、同社として最大のM&Aとなる。
サーテックカリヤは創業75年の歴史を持つ表面処理技術メーカーで、自動車のエンジンやブレーキ部品など高い信頼性が求められる部品への採用実績を多数有する。多様なめっき加工技術に加え、めっき以外の表面処理技術や生産設備を保有し、日本国内のほか、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、メキシコなどに生産拠点を展開。近年は、需要が高まる電動車の電動コンプレッサーやインバータ、バスバーといった部品の先行開発にも取り組んでいる。
今回の買収により、サーテックカリヤの技術力やグローバルな生産・販売体制と、自社グループの持つ自動車部品製造に関する知見や自動化技術などを組み合わせることで、大きなシナジー効果を見込む。具体的には、グループ会社との連携による車載電装メーカーなどへの拡販、海外自動車メーカーの新規開拓、金属加工と表面処理のパッケージ提案、生産拠点の拡充、自動化・省人化による生産性向上などを推進する。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7318/tdnet/2612658/00.pdf

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