
ニデックは、AIデータセンター向け冷却システムについて、In Rowタイプの大型CDU(Coolant Distribution Unit)を発売した。
GPUやCPUの発熱量が増加する中、高性能かつ効率的な冷却システムへの需要が高まっている。それに対し同製品は、GPUやCPUを搭載したAIサーバーラックを複数台まとめて冷却できる能力を持つ液冷式の冷却システム。最大2.0MWの冷却能力を実現し、例えばNVIDIA製のGB200 GPU搭載サーバーシステムNVL72を最大12台まとめて冷却可能。データセンター事業者が求める単位面積当たりのラック設置台数の最大化でき、データセンターの冷却効率向上と電力消費の大幅な低減に貢献する。
ポンプなどの主要コンポーネントを複数搭載して冗長性を確保し、システムの信頼性を高め、長期間の安定運用を実現。業界最高レベルの冷却性能を持ちながら高さ2m以下というコンパクトな設計で、大型データセンターからコンテナ型データセンターまで幅広い施設に対応可能となっている。
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