キーエンスは、2025年3月期決算を発表し、売上高は前年度比9.5%増の1兆591億4500万円、営業利益は11.1%増の5497億7500万円、純利益は7.9%増の3986億5600万円の増収増益となった。今回初めて売上高1兆円を突破した。
地域別では、国内売上高は8.2%増の3727億5300万円。持ち直しの動きが継続した。海外売上高は10.2%増の6863億9100万円。北中南米で持ち直しの動きが継続し、欧州では慎重さが見られ、アジアは景気の不透明さがあったが設備投資で持ち直しの動きがあった。海外売上比率は64.8%となった。
今年度は、企画開発面の充実と営業面強化を実施し、AI搭載画像センサや高精度・高速度センシングイオナイザ等の新商品開発を行い、海外での人材育成の強化を進めた。
2026年3月期通期見通しについては公表していない。