
浜松ホトニクスは、近年需要が拡大している光半導体素子の後工程の生産能力を増強するために静岡県浜松市中央区の新貝工場に建設していた新棟が完成し、5月から稼働を開始する。
新棟は鉄骨造4階建てで、建築面積は3823平方メートル、延べ床面積は1万3343平方メートル。1階から3階にクリーンルームを配置し、光半導体素子の組立工程を行う。4階は工程設計事務所と検査工程となる。新棟と既存の2つの棟を接続しクリーンルームを一体化することで、人や物の移動を効率化し生産性を高める。また、デジタルトランスフォーメーションによる製造工程の自動化と省人化を図るほか、BCP対策として地震・水害対策を施し、断熱構造や太陽光発電設備などの環境対策も導入した。総工費は約75億円。
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