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安川電機、ACサーボドライブ「Σ-Xシリーズ」に400V入力仕様を追加 海外市場や大型機械向けに最適

安川電機は、ACサーボドライブの主力シリーズ「Σ-X(シグマ・テン)シリーズ」について、400V入力仕様モデルを追加した。
欧州や一部のアジア地域、大型機器では電源電圧が400Vとなっており、同製品はそれに対応し、グローバルでの展開に適した400V入力仕様のサーボモータ・サーボパック。CEマーキング、UL規格、RoHS指令、KCマークなど各地域の規格にも対応。海外向けの設備のほか、大型の機器などにも降圧トランスなしで幅広く使うことができる。
ラインナップは、サーボパックは、MECHATROLINK-4/Ⅲ、アナログ電圧/パルス列指令形、EtherCATの各種インターフェースに対応した3モデル、サーボモータは200Wから15kWまで対応した3モデルを幅広く取り揃えている。
Σ-Xシリーズは、業界最高のモーション性能で、速度応答周波数は世界最高レベルの3.5kHzを達成。指令に対する追従性が上がり、装置の安定稼働を実現。最高回転速度は7000min-1となり装置の駆動速度が向上し、タクトタイムの短縮が可能。分解能は従来の24bit(1600万パルス/回転)から業界最高レベルとなる26bit(6700万パルス/回転)のエンコーダを搭載し、停止精度が向上し、より滑らかな動きを可能にしている。サーボ調整機能を進化させ、簡単に最適で安定的なサーボ調整が短時間で行うことができるようになった。
また、データ検出機能によってサーボがセンサーとなってデータを出力し、装置の予防保全や生産品質向上が可能。またセンサーネットワークのΣ-LINK IIによってエンコーダ信号線に各種センサーやI/O機器などの機械側に設置される機器が接続でき、省配線とエンコーダに同期した高速なセンサーデータを活用することでさらなるシステムの高機能・高性能化が実現できる。また様々なセンシング機能、環境・寿命モニタを充実し、異常検知機能で装置の変化で異常検知が可能となっている。