オムロンのモバイルロボット「LD/MD/HDシリーズ」は、人が行き交う製造現場で障害物や人を避けて自律走行を行い、人の代わって資材や部品を運搬して、生産性向上を大きくサポートする。
搭載するセーフティレーザースキャナが周囲環境のマップを作成し、走行時も自車周辺を確認し、走行ルート上に作業者、資材やラックなどの障害物を検知したときは瞬時に回避ルートを作成。ぶつからない進路を自ら選択し、走行したのちに元のルートに自動的に復帰。手押しのカートやAGVでの搬送を併用する現場でも、これまでの工程に手を加えることなく導入が可能。
運行管理ソフトウェア「Fleet Manager」により、最大100台まで一括しての管理が可能。ロボットの現在位置、稼働状況、空き状況を常時監視し、タクシーの自動配車システムのように複数台のロボットにジョブを振り分け、運行ルート上の交通整理を行い、それぞれのロボットが作成したマップを一元管理などを通じて統合制御して工場全体の搬送効率を最適化できる。
ラインナップは、LDシリーズは可搬重量60kg/90kg/250kg、MDシリーズは可搬重量650kg/900kg、HDシリーズは可搬重量1.5トン。製造現場や工程、搬送物に合わせ最適なタイプを選定でき、Fleet Managerによって複数機種を混在して一括管理し、多様な搬送工程を自動化できる。
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