日東工業は、2025年3月期第3四半期決算を発表し、売上高は1333億5400万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は92億9800万円(3.3%増)、純利益は90億1400万円(36.3%増)となった。
セグメント別の売上高では、電気・情報インフラ関連 製造・工事・サービス事業は、19.7%増の840億3000万円。セグメント利益は4.3%増の72億3600万円となった。
うち配電盤部門は子会社化したテンパール工業の連結効果により売上が増加し、案件価格の改善効果による高圧受電設備の売上が増加した結果、499億940万円と20.2%の増収となった。キャビネット部門は、価格改定効果と、WEBを活用した設計・受注システムの利用拡大により穴加工キャビネットの売上が増加し、7.5%増の174億4400万円。遮断器・開閉器・パーツ・その他部門は、子会社化したテンパール工業の連結効果により売上が増加し、配・分電盤やキャビネットに関連するパーツ等の売上が増加した結果、34.8%増の128億2400万円となった。工事・サービス部門は、病院のネットワーク工事や高圧受電設備に関連した電気工事案件の売上が増加し、子会社化したEMソリューションズの連結効果により売上が増加し、31.7%増の37億6700万円となった。
電気・情報インフラ関連 流通事業は、企業のIT投資意欲の高まりにともないネットワーク部材の売上が増加した結果、売上高は8.1%増の386億1700万円となった。
電子部品関連 製造事業は、エアコン関連市場の需要持ち直しの一方、産業機器市場や海外自動車市場等の需要減少により、2.5%減の107億600万円となった。
通期業績見通しに変更はなく、売上高は1780億円(10.8%増)、営業利益は120億円(0.3%増)、純利益は100億円(14.7%増)としている。