三菱電機は、自然界のわずかな動きや人の動作で効率よく発電する電磁誘導発電モジュールを開発した。そよ風や弱い水流、人が床を踏む動きなどを利用した発電ができ、配線と電池交換が不要な低消費電力(数ミリワット程度)の機器・センサー向け電源としての活用に最適。これまでIoTセンサーの設置が難しかった場所への設置が可能となり、センシング技術の活用範囲が大幅に広がるとしている。
同モジュールを組み込んだ床板の上を人が通過した際に発電する床発電装置のテストでは、従来の圧電素子を用いた床発電装置の100倍となる200mWの発電量を確認した。