
日東工業 取締役社長 黒野 透
2024年は、景気は緩やかに回復していく一方、原材料価格の高騰が長期化するなど、依然として先行きに懸念が残る事業環境となった。
2025年の当業界の景気動向については、企業業績の改善が続き、設備投資の持ち直しに向かうことが期待されることなどから、景気は緩やかな回復が続くと思われる。ただ、米国の通商政策の行方や地政学リスクの高まりなどによる世界経済の減速は下振れリスクとして引き続き注視が必要な状況にある。
このような状況のなか、当期よりスタートした「2026中期経営計画」に基づき、事業拡大への挑戦、積極的な成長投資、盤石な事業・経営基盤の構築を推し進めるべく、各種施策に取り組んでいる。