オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

オムロン、2025年3月期第2四半期決算 減収減益だが計画は上回る 制御機器事業の立て直し急ピッチで進む

オムロンは、2025年3月期第2四半期決算を発表し、売上高は前年同期比6.5%減の3746億3800万円、営業利益は6.9%減の192億2600万円、純損失33億1800万円の減収減益となった。
上期は、前年度から残る高い受注残の影響や設備投資需要の停滞により低調に推移。構造改革は計画通り進み、売上総利益率の大幅な改善や固定費施策に取り組んだ結果、社内計画は上回り、制御機器事業の早急立て直しを中心に収益基盤の再構築に手応えを感じているとした。
セグメント別では、制御機器事業(IAB)の売上高は17.1%減の1745億円、営業利益は0.4%減の174億円となった。そのほかの各事業の売上高はヘルスケア事業は725億円(2.0%減)、社会システム事業は569億円(7.0%増)、電子部品事業は612億円(16.5%減)となった。
通期見通しは、売上高を下方修正、純利益を上方修正し、売上高は8050億円(1.7%減)、営業利益は520億円(51.4%増)、純利益は110億円(35.7%増)とした。
うち制御機器事業は売上高3580億円(9.0%減)、営業利益360億円(67.8%増)に上方修正。事業環境は受注残の影響と中国と欧州の市況低迷により売上減とするが、人数最適化や高付加価値商品群の核台、生産稼働率の改善等で増益を見込んでいる。

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