IDECは、2025年3月期第1四半期決算を発表し、売上高は12.2%減の159億6200万円、営業利益は83.6%減の2億7200万円、純損失は79.5%減の3億円となった。
売上高は国内外での流通在庫調整の影響により減収となり、営業利益は価格改定によるプラス効果があったものの、収益性の高い⽇本の売上減少や原価率の悪化の影響などで減少。受注は前年度3Qを底として全体として回復傾向となっているが、本格的な回復フェーズには入っていないとした。
仕向け地別では、日本は26.1%減の49億3700万円。ロボットや工作機械など主要産業の足踏み感と、流通在庫とエンドユーザー在庫の在庫調整が響いた。海外は4.1%減の110億2500万円。米州は3.6%減の35億7200万円。過剰だった流通在庫が落ち着き、受注も回復傾向となり、受注残の消化が進んだ。EMEAは5.3%増の39億7700万円。主要産業の需要が低迷したが為替影響で増加。アジア・パシフィックは13.5%減の34億7400万円。中国経済の景気減速の影響を受けた。
製品別では、HMI事業は5.2%減の81億4900万円、インダストリアルコンポーネンツ事業は14.1%減の25億3300万円、オートメーション&センシング事業は11.5%減の20億7100万円、安全・防爆事業は24.3%減の23億5000万円となった。
https://jp.idec.com/idec-jp/ja/JPY/about-IDEC/ir/library/summary