横河電機は、2024年3月期第3四半期決算を発表し、受注高は前年度比3.9%減の3907億円、売上高は23.8%増の3930億8900万円、営業利益は135.9%増の583億8000万円、純利益は209.2%増の521億1300万円。調達環境の改善や値上げの実施、コロナ禍後に受注した大型案件の計上、為替変動などによって増収増益となった。
セグメント別では、制御事業の売上高は3651億円(22.9%増)、営業利益は517億円(129.8%増)。うち地域別売上高は、国内が898億円(プラス112億円)、海外が2753億円(プラス569億円)となり、アジアが1293億円(プラス185億円)、欧州・CISが365億円(プラス59億円)、中東・アフリカが591億円(プラス208億円)、北米が365億円(プラス79億円)、中南米が139億円(プラス37億円)と全地域で好調だった。
このほか測定器事業は売上高246億4700万円(39.4%増)、営業利益は71億1900万円(154.6%増)、新事業は売上高33億1200万円(20.5%増)、営業損失は4億1500万円となった。
また通期見通しを上方修正し、売上高は5200億円(前回発表からプラス80億円)、営業利益は700億円(プラス70億円)、純利益は545億円(プラス65億円)とした。