ダイセキ環境ソリューションは、廃食油リサイクルによるバイオディーゼル燃料の製造販売事業について、バイオエナジーセンター(愛知県東海市)に分離膜を使ったバイオディーゼル燃料の精製処理設備を建設する。
バイオディーゼル燃料は脱炭素につながる軽油代替燃料として車両や建設機械、発電機、船舶燃料などで使われるようになっている。その精製方法は小規模な蒸留施設で行われることが多く、非効率で、環境負荷が大きかった。それに対し同社は、分離膜による精製処理設備を導入することで蒸留装置の約17倍となる年間1200kLのバイオディーゼル燃料を精製できるようになり、精製時の環境負荷も、同量を蒸留施設で作った場合に比べて年間CO2 排出量を507トン削減。さらに精製したバイオディーゼル燃料1200kLを軽油使用から置き換えると3000トン以上のCO2削減になるとしている。