【FAトップインタビュー2023】内外電機 丹羽 一郎 代表取締役社長『電力供給を支えて70年』


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2022年度の売上高は、これまで前年度比5%増で推移している。部材不足が心配だったが、代替品を見つけるなど調達部門が頑張ってくれたおかげで落ち込むこともなく順調だ。このままいけば前年度比プラスで終われるだろう。

 キュービクルが更新・新規ともに好調だ。高度成長期に建てられた建物が多く存在し、更新が必要なキュービクルもたくさんあり、リニューアル需要は底堅い。新規では、電力供給の不安とそのリスク回避のため、商用電源と自家消費型太陽光発電システムを併用するケースが増えており、それにともなって昇圧キュービクルが出ている。FITの時同様、自家消費型であっても商用電源と一緒に電力を使うには電圧を上げる必要があり、そのため昇圧キュービクルがかなり動いている。

 EV化の進展にともない、EV充電器とキュービクルのセット提案が好評だ。EV充電器を複数台設置するにはキュービクルが必要になり、自治体や公共サービスをはじめ、幅広い産業から多くの引き合いが来ている。また新電力がらみでの動きもある。電気代節約のために新電力を使いたいというお客様が増え、低圧で電力を引っ張っていた小さな工場や店舗が高圧にしたいという高圧化ニーズが出てきている。新電力は高圧のメニューが豊富で、自社の状況に応じて選べることから興味を引いているようだ。

 2020年に創業100周年を迎えたが、2023年は株式会社化して受配電業界に参入して70年の節目を迎える。受配電業界との関わりは、戦後、電力会社向けに積算電力計の屋外設置用の箱を納めたのがはじまり。それ以来、電気に関する仕事を続けてきている。電力供給は社会的に重要な仕事であり、当社はその一翼を担っている。そうした自覚を持ち、今後もしっかりとものづくりに励んでいきたい。

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