横河電機の2023年3月期第2四半期決算は、売上高は11.7%増の2059億1800万円、営業利益は4.2%減の135億7500万円、純利益は92億7200万円。受注は為替影響を除いて22.9%増と大幅伸長し、売上は為替の変動影響等により増収。営業利益は部品価格高騰や工場電力料金など粗利率悪化と、新事業関連費用等で販管費の増加等がかさんで減益となったが、純利益は確保して増収増益となった。
セグメント別では、制御事業は受注高は2466億円(プラス669億円)、売上高は1931億円(プラス215億円)と受注・売上ともに好調だが、営業利益は122億円(マイナス16億円)と減益。測定器事業は、受注は159億円(プラス43億円)、売上高は11億円(プラス10億円)、営業利益は16億円(マイナス1億円)で、受注・売上ともに増加したが減益。新事業は、航空機用計器事業の譲渡にともなって売上高は減収、営業損失は縮小した。
制御事業の地域別では、日本は受注652億円(プラス98億円)、売上高518億円(プラス22億円)と堅調で、中国も受注420億円(プラス111億円)、売上高318億円(プラス47億円)と同様。中東・アフリカは受注387億円(プラス213億円)、売上高252億円(プラス66億円)、インドも受注114億円(プラス45億円)、売上高80億円(プラス21億円)、中南米も受注106億円(プラス55億円)、売上高61億円(プラス7億円)と大きく伸びた。
通期予想では、8月発表時点から上方修正し、売上高4275億円、営業利益410億円、純利益290億円としている。